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国保中央病院ホスピス緩和ケア科
四宮敏章
このたび、奈良県で初めての緩和ケア病棟・ホスピスが開設いたしましたので、紹介させていただきたいと思います。奈良盆地のほぼ中央に位置し、地域の中核病院である国保中央病院がその任を受けることとなりました。 施設名ですが、飛鳥(飛ぶ鳥)から旅立ちを、また明日香の語源である安宿(あすく)から安住をイメージし、新しい旅立ちに際して安心して最後の時間を過ごしていただける住まいと言う意味で『飛鳥』の名称としました。
病棟数は20床、スタッフは専任で医師2名、看護士14名、看護助手1名、兼任でチャプレン(心理士)1名、MSW1名、PT1名、管理栄養士1名、薬剤師1名の体制で、5月よりスタートいたしました。7月1日には緩和ケア加算の認可も下り、今日に至っております。
開設から7月末日までの現状を示しますと、入院総数は33人(男性17人、女性16人)。退院総数は22人(男性12人、女性10人)、うち死亡退院が19人、軽快退院が2人、転院が1人となっております。年代別入院患者数をみてみますと、30歳台1人、40歳台4人、50歳台5人、60歳台5人、70歳台13人、80歳台4人、90歳台1人でした。また地区別患者数はやはり奈良県が31人と一番多く、それ以外では大阪府1人、京都府1人でした。奈良県内でも特に地域の偏りはありませんでした。紹介病院も天理よろづ相談所病院など奈良県の病院が一番多く27人、大阪府の病院が6人でした。これまでのところ県内からの紹介が多く、また他府県からでも患者の居住地域が奈良県なので紹介されたという例がほとんどでした。
私も含めスタッフ全員緩和ケアの経験は不十分で、現在でも手探りで連日格闘している状態です。しかし、少しでも奈良県の緩和医療の発展に貢献したいという情熱は失わずがんばりたいと思っております。皆様のますますのご協力とご援助をなにとぞよろしくお願いいたします。
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| 南面全景 |
北面全景 |
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