News Letter No.42 - Aug 2005 -
 
 ご 挨 拶
第18回日本サイコオンコロジー学会総会を終って

大会長
国立がんセンター 総長
垣添忠生


 第18回日本サイコオンコロジー学会と、第10回日本緩和医療学会の合同総会を終了した。多くの皆さんの応援により、学会の運営は極めて順調であり、3,000名を超す参加者、383題の演題発表と記録的な会員・非会員の参加をいただくことができた。主催者としては、安堵と、同時にこの両学会の伸びる勢いの強さを大いに実感した。やはり、がんになった人の約半数が亡くなり、その数が年間30万人を超すという実態が、緩和医療やサイコオンコロジーに関わる医師、看護師、薬剤師、技師、臨床心理士、ソシアル・ワーカー等の背中を強く押しているのだと思う。時代の流れは確実に変りつつあると思う。
 本大会では、サイコオンコロジー学会関連の演題と、緩和医療学会関連の演題を三日間のプログラムの中に完全に混合配置した。また、「bad newsをどう伝えるか?」とか、会員が日常臨床で困っているテーマをシンポジウム、ワークショップなどで取り上げて、三日間にバランスよく配するよう心がけた。
 また、モーニング・レクチャー、イブニング・セミナー、ランチョン・セミナーと朝早くから夜遅くまで勉強の機会を設けたが、いずれも熱心な聴衆で埋まり、本学会員の旺盛な勉学意欲を強く感じた。1000名入場できるメインホールでもしばしば立見や、場外での参加と御迷惑をおかけした。ポスター会場は人で溢れ、これも会場選定の誤算であった。申し訳なく思っている。
 本総会では海外との協力を強く打ち出し、米国からDrs. Baile、Coyle、Foley、Brueraと、この領域で高名でかつ一流の演者に参加いただき、講演のみならずシンポジウムの演者などでも積極的参加をいただいた。同時通訳が概ね適確だったので、十分にお役に立ったのではないかと期待している。
 学会運営に協力してくれた国立がんセンターの職員は勿論のこと、学会運営の実務を担当したアクセスブレインの皆さん、三日間協力してくれた企業の皆様、横浜市のボランティア…実に多くの方々の応援、御支援のおかげで本学会を無事終了できたことを有難く思う。各方面に厚く御礼申し上げる。皆さん本当にありがとうございました。