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学会のご案内
日本サイコオンコロジー学会とは
About JAPAN PSYCHO-ONCOLOGY SOCIETY
- 日本サイコオンコロジー学会は、がんに関連した心理・社会・行動的側面について、科学的な研究と実践を行い、がん患者さんとご家族により良いケアが行われることを目指しています。
- がんの経過のいずれの段階にあっても、また日本のどこにおいても、がん患者さんとご家族が、適切な心理・社会的ケアを受けることが出来るように様々な事業に取り組んでいます。
日本サイコオンコロジー学会は、サイコオンコロジーに関する研究を行い、その臨床実践と教育に貢献することを目的としています。
この目的を達成するために、がんの初診からその後の臨床経過のあらゆる局面で、がん患者さんとご家族にかかわるすべての領域の専門家(医師、看護師、心理士、ソーシャルワーカー、薬剤師、研究者ら)が、サイコオンコロジーの課題に真摯に取り組んでいます。
#研究内容
がんの診断や再発などに直面すると、強い衝撃を受け、混乱したり、「何かの間違いでは」と否定したり、絶望的になったりします。このようなショック・混乱の時期から、「どうして自分ががんにならなければならなかったのか」と不公平感や怒りの気持ちが出てきたり、自分だけが周りと違うような感覚に見舞われ孤立感を感じたりします。この時期は、不安や落ち込み、不眠などの症状も出てきます。その後、このような気持ちの中から、新たな情報を得ようとしたり、仕事や家庭生活を組み立て直したり、また物事を悲観的に受けとめるばかりでなく希望的な見方も出来るようになるなど、現実に適応していく力が徐々に湧いてきます。がん患者さんの多くがこのような心理的な過程を経験します。
がん患者さんでは、がんの経過中に10〜30%の人が適応障害や大うつ病にかかると言われています。ここで適応障害とは、がんの診断などのストレッサーにより不安や抑うつ気分が強まり、一定の期間、日常の生活に支障を来す状態を言います。このように、がんの臨床経過でがん患者さんが精神的障害を患うことは比較的よくあることです。でも、がん患者さんの中には不安や抑うつをじっと我慢していたり、医療スタッフもそのことに気づかないこともあります。適応障害や大うつ病は、適切な対応により改善が望める精神的障害ですので、日本サイコオンコロジー学会では、精神症状を早期に発見し、適切な対応ができるような方策を研究しています。
サイコオンコロジーが取り組んでいる研究領域
サイコオンコロジーが取り組んでいる研究領域のいくつかを紹介します。1)がん患者の精神的問題
・がん患者の精神症状の発現予防と治療
・長期生存がん患者の精神的問題
2)疼痛などの症状コントロールにおける心理的な問題
3)がん患者の治療および副作用に関わる心理的問題
4)家族の精神的問題
・ケアに関わるストレス
・家族の悲嘆について
5)がんの発症率や死亡率に影響を与える心理的・行動的・社会的問題
6)精神神経免疫学
7)がん医療従事者の精神的問題
8)がん医療・緩和医療における倫理的問題
・遺伝子検査
・尊厳死

